科学の始まり

〜科学の先祖様〜

科学はもともと哲学から派生したものです。その明確な時期は人によって異なると思いますが、科学を哲学や宗教から切り離すことに大きく貢献したガリレオ・ガリレイの時代と言うのが一番しっくりきそうです。ただし、ガリレオ・ガリレイ以前にも、現代科学に通じる考え方が多くありました。その根源は古代ギリシャの記録に残っている最古の哲学者タレス(ターレス)です。

タレスは「万物の基は水である」と主張しました。「万物の基」と言うのは現代でいう素粒子のことだと思います。現代人の我々から見れば、それが水ではないことを知っていますが、根源物質という考え方は現代でも生きています。水であるというタレスの主張は本質をついているという人も多くいます。

正しいか間違っているかは問題ではありません。そのような概念を生み出したことが素晴らしいのです。2000年以上も前に生きていた人が、現代人の我々と同じことを考えていたのです。

タレスは他にも皆既日食の予言や、ピラミッドの影の長さからピラミッドの高さの算出、琥珀を毛皮などで擦ると埃などが引き付けられることを発見するなどその業績は多岐に渡っています。

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