深い呼吸をする

人間は意識しないと、生命活動を維持できる必要最低限の呼吸しかしません。これは胸式呼吸と呼ばれ、胸だけで呼吸が行われるので浅い呼吸になります。浅い呼吸しかしないと、血中の酸素濃度が低下し、血液の流れが悪くなってしまいます。血液の流れが悪くなると、代謝が落ち、老廃物が溜まりやすくなり、肌荒れや肩こり、頭痛や冷え性などの原因となります。

胸式呼吸に対し、お腹で行う呼吸に腹式呼吸があります。腹式呼吸は胸式呼吸よりもたくさんの空気を肺に送り込むことができるので、深い呼吸となります。

深い呼吸にはストレスの解消、代謝や免疫力の向上、脳の活性化や集中力の向上、自律神経のバランスが良くなるので質の高い睡眠がとれるなど、たくさんの効果があります。それだけ人間にとって呼吸というのは大切なものなのです。

深い呼吸には脂肪を増やさない効果もある

体内に吸収された栄養素は、酸素によって分解されエネルギーに変わります。深い呼吸を行うと血中の酸素濃度は上昇しますので、効率的に栄養素が分解されるのです。酸素なしでも分解されるプロセスはあるのですが、酸素によって分解される量に比べるとごくわずかです。

運動をすると呼吸数が増えるのは、多くの酸素をとり入れて栄養素をエネルギーに変えようとするからです。

栄養素は分解されないと脂肪となって蓄えられます。運動しない人が太りやすいのはこのためです。

酸素は脳でも大量に使用されます。脳へ酸素が供給されなくなると生命活動が維持できなくなるので、脳への酸素供給は優先的行われます。つまり、十分な酸素が取り入れられない場合、酸素のほとんどが脳へ回されるので、栄養素の分解が行われにくくなってしまうのです。


口呼吸を避けて、鼻呼吸をする

呼吸は口でも鼻でも行うことができますが、息を吸う「吸気」の場合は口での吸気は向いていません。

唾液には粘膜の乾燥を防ぎ、口内細菌の繁殖を抑制する効果があります。しかし口呼吸を行うと口の中が乾燥して虫歯菌などの細菌が繁殖してしまい、菌の繁殖は口臭の原因にもなります。

さらに、鼻呼吸の場合は細菌やウイルスの侵入を防ぐ機能がありますが、口で息を吸うと喉や気管支にダイレクトに細菌やウイルスが侵入してしまいますので、肺炎やインフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなってしまいます。

単純に、いつも口を開けている人ってちょっとだらしなく見えますよね。そんな風に見られないためにも、口呼吸をしている人は鼻呼吸を意識してみましょう。

丹田呼吸法

効果的な腹式呼吸方法はいくつかありますが、丹田呼吸法がおすすめです。丹田というのはおへその下辺りの臍下丹田(せいかたんでん)を指しています。ゆっくりと呼吸を行うのでリラックス効果が得られ、集中力も上がるので勉強や仕事などの前に行っても効果的です。やり方は以下のようになります。

  1. お腹をへこませながら、口から息を吐き切ります。
  2. お腹を膨らませながら、8秒かけて鼻から息を吸います。
  3. 吸い込んだ状態で息を止め、8秒キープします。
  4. お腹をへこませながら、8秒かけて口から息を吐き切ります。
  5. 2〜4を繰り返します。

最初から8秒キープするというのは難しいと思いますので、出来る範囲でかまいません。呼吸が整ってくると15秒でも20秒でも出来るようになります。

出来るだけ楽な服装、楽な姿勢でリラックスした状態で行って下さい。そして丹田に意識を集中し、目を閉じて何も考えないで行うとより効果的です。


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