プライミング効果

事前に特定の刺激に接することで、特定の知識を活性化させることをプライミングと呼び、プライミングによって活性化した知識や概念が後続の情報処理に影響を与えることをプライミング効果と呼ぶ。このプライミングによって用いられる刺激はプライムと呼ばれる。プライミングは特定の知識を活性化させるだけではなく、その知識と同じカテゴリーに属する知識も活性化されると考えられている。


直接プライミングと間接プライミング

学習時に提示した単語と同じ単語の一部の文字を、空白に置き換えた単語完成テストなど、プライムとターゲットが同じ場合に見出される効果を直接プライミング効果と呼ぶ。また、プライムとターゲットが異なる場合に示される効果を間接プライミング効果と呼び、その中でもプライムとターゲットの間の意味的関係に基づくものは意味的プライミング効果と呼ばれる。

接近可能性

ある概念が活性化しやすいことを、接近可能性が高いという。活性化のしやすさは、人がおかれている状況や経験などによって異なる。

例えば、仕事で会社にいるときなどは、その仕事に関する概念が活性化しやすいが、自宅にいるときは家族や趣味などの概念が活性化しやすくなる。

同化と対比

プライムと同じ方向へ推論が影響されることを同化と呼び、プライムとは逆の方向へ影響することを対比と呼ぶ。プライミングの影響に気づいている場合には対比が生じやすく、気づいていない場合には同化が生じやすい。またプライムが抽象的であったり、極端なものでなければ同化が生じやすく、極端であれば対比が生じやすい。


参考書籍
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