自己制御

人は目標のために何かを我慢して行動を制御することがある。これを自己制御と呼ぶ。自己制御能力の高い子供は大人になった時、社会的スキルや学業などが優れているという研究結果があるなど、人間にとって重要な能力であるといえる。

自己制御は自分に注意が向けられているか、外界に向けられているかによって影響される。自分に注意が向けられているときを自覚状態と呼び、自覚状態で自己制御が働きやすいとされている。自覚状態では、人前では常識的な態度を取るなど、現在の状況に関連した基準を活性化させる。すると、自分の行動が基準とズレないように自己制御が働き調整される。

制御資源

自己制御が行われると特定のエネルギーが消費されると考えられており、このエネルギーを制御資源と呼ぶ。制御資源を一気に多く消費してしまうと、次の制御で使用できる制御資源が不足し、制御が不十分になると考えられている。実験によると、制御資源を消費させられた実験参加者はそうでない参加者に比べ、より攻撃的な反応を示すという。また、制御資源は訓練により高められる可能性があることが示されている。


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