社会的勢力
人や組織が、他の人々の行動に影響を与える潜在能力を社会的勢力と呼ぶ。レイヴンらは、社会的勢力を以下の6つに分類している。
- 報酬勢力…報酬を与える能力を基礎とした勢力。賃金などの報酬だけでなく心理的な報酬も含まれる。
- 強制勢力…罰を与えることができる勢力。
- 正当勢力…特定の役割についた人の指示に従うべきだという了解を共有している人に対して働く勢力。
- 専門勢力…専門的で正しい知識を持っているはずだという影響を与えることができる勢力。
- 準拠勢力(参照勢力)…その人のようになりたいという影響を与えることができる勢力。
- 情報勢力…選択肢そのものが持つ情報に依拠し、受け手が持つ認識によって決まる勢力。
参考書籍(PR)
- 『社会心理学 (New Liberal Arts Selection)』 有斐閣(2010)
- 『Social Psychology: Goals in Interaction (6th Edition)』 Pearson(2014)
- 『心理学 (New Liberal Arts Selection)』 有斐閣(2004)
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