鋭敏化
ある反応を誘発する刺激が繰り返し呈示されると、その反応が増大する現象は鋭敏化と呼ばれる。馴化とは逆の現象であるが、馴化は中程度または弱い刺激で起こりやすいのに対し、非常に強い刺激では鋭敏化が生じやすい。強い刺激でも馴化を示す場合があるが、訓練の初期では鋭敏化が生じていることもある。
刺激般化
動物に電気ショックを何度か与えた後に光を呈示すると、電気ショックと同等の恐怖反応を示すことが知られている。鋭敏化は馴化とは異なり、刺激特定性を示さない、もしくは類似の許容範囲が広い般化を示すといえる。
参考書籍
- 『メイザーの学習と行動 日本語版第3版』 二瓶社(2008)
- 『学習の心理―行動のメカニズムを探る (コンパクト新心理学ライブラリ)』 サイエンス社(2000)
- 『グラフィック学習心理学―行動と認知 (Graphic text book)』 サイエンス社(2001)
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