演繹推論

演繹推論とは、いくつかの普遍的な前提から結論を導き出すことで、三段論法などが有名である。


定言三段論法

三段論法の前提や結論が限量詞を用いて2つの名辞の関係を記述しているものを、定言三段論法と呼ぶ。定言三段論法を構成する定言命題は下記の4つがある。

仮言三段論法

「もしAならばB」を「A→B」と表現すると、Aは前件、Bは後件、→の関係を実質含意と呼ぶ。そして、「A⇔B」(A→B かつ B→A)の関係を実質等値と呼ぶ。仮言三段論法は、下記の形式に従う妥当な論証である。

前提1をA→Bとしたとき、前提2は、前件肯定、後件否定、後件肯定、前件否定の4種類が存在するが、妥当な論証であるのは、前件肯定と後件否定だけである。

前提1前提2結果妥当性
前提肯定AならばBAであるBである正しい
後件否定AならばBBではないAではない正しい
後件肯定AならばBBであるAである誤り
前提否定AならばBAではないBではない誤り

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